‘未分類’ カテゴリーのアーカイブ

為替ディーラーも人の子。サッカーを観る

2010年6月14日 月曜日

W杯が開幕しましたね。今から日本の緒戦カメルーン戦です。緊張してます(笑

W杯開催中は相場がどうなるのか?

一言で言っちゃえば、試合中は金融機関のディーラーもサッカー観ちゃいます。

欧州のサッカー熱は日本の非じゃありません。

英国の中小企業の組合は、企業に『従業員にW杯を見ることを許可すること』って通達を出しているとか。

どうせ気になって気になって仕事にならないんだろうから、もう観戦を認めちゃいましょうって話です。凄いですね。

それから英国の試合の当日、翌日は病欠の届出が異常に増えるとか…もう、国家的な催しですよね。

金融機関ではモニターが何台もありますし、TV会議用の巨大モニターもあります。大きなセミナールームもあるし。

そこに皆で集まってビールにピザなどを集めて観戦パーティー。もちろん就業時間中。

オーダーを出す顧客もTVに釘付けですからディーラーも席についている必要がないんです(笑

ほら、先日も真央ちゃんとキムヨナの演技の時はEBS(外為取引システム)の値動きが凍りついたって話。

つまり、W杯でも英国やドイツなどが絡む試合では相場参加者が一気に減ってしまうでしょう。

この間は流動性が低くなる可能性もあるので取引は計画的に。

インターバンク市場の信用リスク【鷹鳩】

2010年3月17日 水曜日

今回はインターバンク市場の信用リスクの話をしましょう。

さて、ネットで検索すると為替のプロディーラーって次から次へと出てきますが(笑)、インターバンクというのは実は非常に狭い世界です。というのも、取引自体に凄くリスクが大きいから信用力のある金融機関しか参加できないんですね。ここで言う『リスク』というのは、相場が上がった下がったで損するリスクではなくて、決済リスクのことです。

FXはレバレッジがかかって小さな資金で大きな金額を取引できますが、その大元であるインターバンク市場では、100万ドルの取引では本当に100万ドルの決済が行われます。レバレッジは1倍です。なので、ドル円を100万ドル買った場合、円を9000万円ほど相手に支払うわけですね。これがちゃんと決済されれば良いんですけれど、先に9000万円支払ったけど相手が倒産しちゃって100万ドル受け取れないって事態も起こりうるわけです。9000万円丸々大損と言うことになってしまいます。これを専門用語では『ヘルシュタット・リスク』と言います。

こうしたリスクがあるので、金融機関お互い信用し合っている相手としか為替取引を行わないのです。ちなみに相手に取引する信用があることを『ラインがある』と言います。線で繋がっているイメージですね。買ったり売ったりする前に、相手ラインがあるかをちゃんとチェックして、取引をするわけですね。

当然、小さな銀行や証券会社はあまり信用力がないので、取引してくれる先(ライン)が少ないです。それでもポジションを取りたい場合、あるいはクローズしたい場合どうするか。懇意にしている大手銀行にお願いして取引をしてもらうのですが、足許を見られてしまって常に不利なレートで約定させられます。例えばドル円が90.15/17とあったとしても、買いたいと言えば90.20とかで約定させられます。

日本全国の沢山ある地方銀行も、泣く泣くメガバンクとこういう取引をしているはずです。でもって、メガバンクは黙っていても美味しいレートで取引できる…というなんとも殿様商売なことをやっているわけです。メガバンクの為替ディーラーなんて儲からない訳がありません。ちなみに、メガバンクと外資では、やはり外資の方が信用力があるのでラインが豊富です(リーマンショックでだいぶ変わったとは思いますが)。

今までの話って個人のFX取引にも関わってきます。なぜかと言うと、皆さんの使っているFX会社も、結局はカバー先の金融機関の提供してくれるレートを使っているからです。なので、カバー先がラインが豊富な金融機関であれば、取引レートに反映されてくる…かもしれませんね。FX会社を選ぶ際は、そのカバー先にも目を向けてみてはいかがでしょうか?

「人民元切り上げ→円も連れ高」について【鷹鳩】

2010年3月16日 火曜日

トレコミュ掲示板でこのような質問が出ていたので取り上げてみましょう。

最近の経済ニュースでは、とりわけ「人民元切り上げ」が取り上げられており、米国では中国を為替操作国認定にしようと、着々と準備が進められているようです。

そこで、人民元切り上げの影響について調べてみたところ、「人民元切り上げ→円も連れ高」という記事を見つけました。

3月は決算レバトリから売り場探し、4月は買い場探しと思ってたのですが、4月も売り場探しになりそうな気がしてます。

そこで知りたいのですが、この「人民元切り上げ」が円高に繋がる可能性、もし円高になるとすれば一過性のものなのか持続するような性質のものなのか、皆さんはどうお考えですか?

2005年7月、その頃は人民元の切り上げが為替マーケットの最大の関心事でしたね。

いろんなメディアで『来週にも切り上げ』って報道が出るたびにびくびくしていたものです。ちなみにその時の為替の反応はやはり『円高』でした。

チャートを見てみましょう。

これはUSD/CNYのチャートです。下落しているということはUSDが下落して人民元が上昇していることを表しています。

2005年の切り上げでショックが起こって、それ以降釣瓶落としで人民元が上昇していますね。

それまで、ほぼ国の管理による固定レートだったのが、いくつかの為替を参照するバスケット制に変わったこと、そして前日から±0.3%の変動を認めたことで為替レートが動き出しました。

今まで、国の政策で実力対比相当に安く甘やかされてきた人民元ですから、あっというまに上昇しています。

昔の日本だってUSD/JPYが360円で固定だったんですよ…。それが今は90円…。それと同じことです。

さて、なんで人民元の切り上げが円高につながるのでしょうか?

私は正直、直接的な要因は無いと考えています。これは以前、中国アナリストの方も言っていたこと。

ただ、やはり相場とは連想、インプリケーションで動くものですから人民元切り上げ⇒円高という相関になるのは認めなくてはなりません。

理由として考えられるのは

1.人民元切り上げによって中国バブル崩壊・中国株が暴落する⇒リスク退避⇒円高

2.人民元切り上げでアジア地域の市場ウェイトが上昇する⇒アジアへの投資を増やさなくてはならない⇒中国にはお金入れれないから日本に

3.人民元切り上げでアジア通貨見直し⇒同じアジア通貨で一番流動性のあるJPY買っとけ

4.人民元の国際化が進む⇒相対的なUSDの地位低下⇒USD/JPY下落

などなど考えられますが、過去の例を見ても切り上げ⇒円高に一瞬振れるのは間違いないと思います。

ただ、2005年と比べて、マーケットでの注目度が高くないです。今は南欧危機や出口戦略のほうに注目が集まってますから、そこまで大きな動き&長期に渡るかどうかは難しいですね。


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2009年さようなら

2009年12月31日 木曜日

今年は2008年の悲惨から復活を印象付けるマーケットでした。リーマンショックのヘドロに24年間埋まっていたカーネルおじさんが引き上げられたというか。

といっても3月までは新型インフルエンザ並にリーマンショックの影響を引きずって株価は暴落…クロス円も酷いものでした。4月にはいると悲観派と楽観派との政権交代。全世界の中央銀行が鳩山ママ並に手厚いお金を出したことで世界恐慌を免れて、株価は息を吹き返しました。そこから秋までは蓮舫の勢いで株価上昇。年末にかけてドバイやギリシャに薬物汚染が見つかりましたが、今後市場を動かす大きな材料になるかと言うと、エコポイント同様、効果に疑問です。世界的に株価は復活したけれど、世界株価の事業仕分けで日本は削減されてしまったようで、日経平均は草食男子の如く大人しくなってしまいました。

日本の金融業界に目を向けてみると歴史ブームの中、国取合戦が行われました。日興シティからは日興コーデ証券が派遣切りにあって身売りされました。見事、日興を手に入れた三井住友ですが、大和証券との手を切ることに。これで大和は独立系証券会社になり、後ろ盾を失ったわけですが、大和の幹部は『裸になって何が悪い』と言ったとか言わないとか…。住友信託と中央三井、新生とあおぞらの経営統合も発表されましたが、一般には馴染みのない銀行なだけにぼやきとしてスルーされたようです。そういえば、ファストファッションの如く、次から次へと新たな公募増資を行った金融機関も話題になりました。

金融機関以外だと話題をさらったのはJALでしょうか。政治の世界で進んだ脱・官僚、脱・派閥ができないまま来てしまって経営が破綻してしまいました。金融機関への債務を『ごめんね・ごめんね~』と返済しないようです。全然謝っているようには見えないですが…。

さて、まもなく年がCHANGE!!します。新年は軸がぶれない一年にしたいですね。

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