トレコミュ掲示板でこのような質問が出ていたので取り上げてみましょう。
最近の経済ニュースでは、とりわけ「人民元切り上げ」が取り上げられており、米国では中国を為替操作国認定にしようと、着々と準備が進められているようです。
そこで、人民元切り上げの影響について調べてみたところ、「人民元切り上げ→円も連れ高」という記事を見つけました。
3月は決算レバトリから売り場探し、4月は買い場探しと思ってたのですが、4月も売り場探しになりそうな気がしてます。
そこで知りたいのですが、この「人民元切り上げ」が円高に繋がる可能性、もし円高になるとすれば一過性のものなのか持続するような性質のものなのか、皆さんはどうお考えですか?
2005年7月、その頃は人民元の切り上げが為替マーケットの最大の関心事でしたね。
いろんなメディアで『来週にも切り上げ』って報道が出るたびにびくびくしていたものです。ちなみにその時の為替の反応はやはり『円高』でした。
チャートを見てみましょう。

これはUSD/CNYのチャートです。下落しているということはUSDが下落して人民元が上昇していることを表しています。
2005年の切り上げでショックが起こって、それ以降釣瓶落としで人民元が上昇していますね。
それまで、ほぼ国の管理による固定レートだったのが、いくつかの為替を参照するバスケット制に変わったこと、そして前日から±0.3%の変動を認めたことで為替レートが動き出しました。
今まで、国の政策で実力対比相当に安く甘やかされてきた人民元ですから、あっというまに上昇しています。
昔の日本だってUSD/JPYが360円で固定だったんですよ…。それが今は90円…。それと同じことです。
さて、なんで人民元の切り上げが円高につながるのでしょうか?
私は正直、直接的な要因は無いと考えています。これは以前、中国アナリストの方も言っていたこと。
ただ、やはり相場とは連想、インプリケーションで動くものですから人民元切り上げ⇒円高という相関になるのは認めなくてはなりません。
理由として考えられるのは
1.人民元切り上げによって中国バブル崩壊・中国株が暴落する⇒リスク退避⇒円高
2.人民元切り上げでアジア地域の市場ウェイトが上昇する⇒アジアへの投資を増やさなくてはならない⇒中国にはお金入れれないから日本に
3.人民元切り上げでアジア通貨見直し⇒同じアジア通貨で一番流動性のあるJPY買っとけ
4.人民元の国際化が進む⇒相対的なUSDの地位低下⇒USD/JPY下落
などなど考えられますが、過去の例を見ても切り上げ⇒円高に一瞬振れるのは間違いないと思います。
ただ、2005年と比べて、マーケットでの注目度が高くないです。今は南欧危機や出口戦略のほうに注目が集まってますから、そこまで大きな動き&長期に渡るかどうかは難しいですね。

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