今、注目されるソブリン・リスクとは?【鷹鳩】

2010年2月7日

マーケットが動き出しましたね。

FXで最終的に勝ち残る人というのは、こういう大きな相場が来たときにしっかりとPLを蓄えることが出来る人だと思ってます。

さて、今回の大相場の発端ですが欧州のようです。ギリシャの財政危機が相当まずいことになっていて、よもやEU脱退とか国債の返済猶予なんて噂も。

問題はギリシャだけでなく、周辺の財政が悪い国、ポルトガルやスペインまで飛び火しています。

こういう国や政府のことをソブリンといいます。

ソブリンというのは簡単にいってしまうと『国家』ってことです。ほら、お化け投資信託と言われている『グローバル・ソブリン』ってあるじゃないですか。あれはその名の通り、世界の国債やそれに順ずるものに投資する投資信託なんですね。で、最近はソブリン・リスクがマーケットの話題になっています。

国が破綻なんてするのー?んなわきゃないじゃんって感覚がなんとなく私たちにはあるんですけれど、その認識が間違いで。

たとえば直近ではドバイ。ドバイ・ショックってあったじゃないですか。あれ、ドバイの債務って返済を先延ばしにされてます。延滞です。ゼネコンで鹿島とか大成建設とか資金を回収できないって話題になってましたよね。

それから有名なのではアルゼンチン。これも結構、日本の投資家がアルゼンチンの国債を保有していたんですけれど、返済期限が先延ばしにされた別の債券と交換されちゃいました。今ではブイブイ言わせているロシアもかつて国債の返済猶予をしています。その他にもメキシコやアジア通貨危機の時の東南アジア諸国。

国家と言えども、そこには信用リスクが付いて周ります。今回、ギリシャはEU加盟国ですから短期的に国家が破綻するってことにはならないと思いますが、マーケットが動く要因となりますので注意が必要です。

もちろん、危ないのは日本も同じなんですけどね^^;

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さくら、32歳の告白【鷹鳩】

2010年1月31日

これは、ちょっと前に書いた、金融機関を擬人化したドラマです(笑)

いまさら取り出してきてアレですが、鷹鳩ブログの中では一番人気が高かったものなので紹介させてください。


こんにちは、『さくら』と言います。32歳、主婦です。

こないだ、一通り家事を片付けた後に、お茶を飲みながら昼間のワイド番組を見ていたんです。そしたら日興証子さんとおっしゃる方が激動の半生を語ってらしてね…。彼女の生き方があまりに不憫なのと、私の人生と重なるところもあってね…。もう完全に自己投影しちゃって、私も目頭が熱くなって、ハンカチで涙を拭いながら観ておりました。

この気持ちの昂ぶりを抑えきれずに番組宛に手紙を綴りましたら、よろしければあなたの半生も語りませんか、と返事がありまして。それで本日は恥ずかしながらもここに立っているわけです。

まず、私の主人の住友のことから話させてください。……。ご、ごめんなさい。主人のことを考えるだけで具合が悪くなってしまって…。もう…本当にひどい主人でした…。私に経済力がないから離婚できないんですけど。子供たちもいますし、世間体や親戚付き合いもありますしね。とにかく、私とはまったく価値観が合いませんでした。

主人は関西出身の難波の商人なんです。金勘定に厳しくて男尊女卑でね。わたしはいつもネチネチと嫌味を言われ、冷遇されて。私のことを呼ぶ時も名前すら呼んでくれずに『おい、悪魔』と、悪魔扱いされてました。本当は主人が悪魔なんですが…。一応、主人は旧家の出でお屋敷にはお手伝いさんや運転手もいたんですけど、彼らにさえ『さくら』と呼び捨てにされて…。家事のやり方も料理も年中行事もすべて住友家のやりかたを強制されたんです。ひどくプライドを傷つけられ苦痛だったのを今でも覚えています。

なんでそんな男と結婚したかって疑問に思うでしょう? 一言で言うと『焦り』でしょうか。

当時、父の呉服屋の事業が失敗して家計が相当苦しかったんです。父は事あるごとに『不良債権』とぶつぶつ呟いてましたけど、まだ大学を出たばかりの私にはなんのことか良く分かりませんでした。それまで実家でのほほんと家事手伝いをしていたんですけど、もう養う余裕もないから出て行けと言われて…。

その時、大学の友だちがみんな結婚をしだしてね。結婚ラッシュだったんです。

一番結婚が早かったのは帰国子女の東京子。帰国子女だから当然ですけど英語がペラペラで、服装もいつもおしゃれでした。だからエリートの三菱君をゲットしちゃってそうそうと人妻になってしまいました。

豊田家のお嬢様の東海美は、半ば強引に三和くんに迫られてゴールイン。しかもキリスト経に改宗したみたいでUFJというクリスチャンネームを貰ったんです。このカップルも亭主関白で大変だって、最近東海美から愚痴を聞きました。

実は大学時代、ちょっと好意を抱いていた大和さんは朝日奈と結婚して、埼玉の奥地に引っ越してのんびりと暮らしているって年賀状に書いてました。

そうそう、一番びっくりしたのは、富士子と勧菜は興銀さんと3人暮らしを始めたこと。なんでも一夫多妻制の導入モニターということで、公的にも認められて2人の妻を娶ったみたいですよ。もっとも、興銀さんは今でも独身の気持ちらしいですけど。この間もTV局の女性と歩いているのを目撃しましたし…。

ちょっと話がそれてしまって、ごめんなさい。久しぶりに大学の友達のことはなしたら懐かしくなって…。

えーと、そんな周りが結婚ラッシュですから、私も焦ってしまって…。家を追い出されて一人で生きてく当ても無かったんです。だから、主人のプロポーズは凄く魅力的に感じてしまって。若かったんですね、当時は。何かおかしいな、と感じたときはすでに結婚式の準備が始まっていてもう後戻りが出来ない状況でした。いろんな親戚にも案内だしてましたし。

結婚式はそれは壮大でした。主人の親戚も私の家の親戚も大勢いたんですから。主人も外面は凄くいいんです。私の実家に配慮したのか『新居の名前にはさくらのお父さんの文字を貰おう』とかいって、父の名前『三井』を使ってくれて。父はいたく感動して泣いてました。父にとって『三井』の名が残るのは最上の喜びだったみたいです。父がこんなに喜んでくれるなら…と思って主人との新生活を前向きに考えていたんですが…。

やはりうまくいかないものですね。大和の叔父様がずいぶん気を使って仲を取り持ってくださいましたし、親戚筋間のお付き合いもさせていただきました(結婚に至ったカップルもいるようです)が、冒頭に申し上げたように、私に対する態度はひどいものでした。

でも、今でも結婚生活が続いているのは。。。 これを申し上げるのは、恥ずかしいんですけど、実は夜の夫婦生活は相性が良いんです。主人はSで私はMで。そう俗に言うSMプレイです。鞭でビシっと叩かれると気持ちが良いと言いますか…。こんな話をしたら、友人から『SM・ビシッに改名しなはれ』って言われました。

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日本の格下げについて【鷹鳩】

2010年1月31日

オバマの金融規制、中国の引き締めときて、日本の格下げについてです。

【S&P、日本の格付け見通しをネガティブに引き下げ】

上記の報道が先週でましたね。一瞬、円安に吹っ飛んだものの、結局は円高トレンドは変わらずでした。

格付けっていうのは、その対象の信用力を現すものです。AAAが一番良くて、AA+⇒AA⇒AA-⇒A+⇒A⇒…ってな具合です。

今、日本はAAにいるんですけれど、これをAA-に引き下げる可能性があるよーってS&Pが言っているんですね。

日本の信用力が下がる⇒日本から投資資金が逃げる⇒日経下落、円安 ってフローになるはずです。

でも、影響は限定的でした。

理由はいくつかあるんですけれど、まだ実際の格下げではなくて見直しの段階だからってのがあります。

それから格下げされてもAA-なので、まだ平気ってこともあります。

でも一番の理由は、国債をほとんど国内投資家が持っているってことでしょう。

米国などと違って、JGBは97%が日本国内の投資が保有しているからです。簡単に言うと、仲間内でぐるぐる回して持ち合っているということ。これが海外投資家が多いと、異国の危ない国債なんて売って、自国の国債に入れ替えますよね。日本の場合は、JGBがホームグラウンドの国債なんで、売るわけにはいかないのです。

これが、借金大国ニッポンの国債が暴落しないわけです。超単純化して説明していますが、ホントこういうことなんです。更にいうと、この国債を最終的に買っているのって誰だかわかります?

それは…あなたです。皆さんの預金を預けた銀行や郵貯。その金融機関が、みなさんに預金の利子を払うためにJGBを買っています。つまり、国の借金を国民の預金で賄っているということなんですね。

このことに気付いた時、私はタコがおなかがすいて自分の足を食べる図を想像しました。この認識は合ってます。いずれ借金が国民資産で追いつかなくなったとき…JGBの暴落が始まる…と考えています。

ちなみに2013年には、国の借金が国民の資産を上回って、海外からファンディングしてこなくちゃいけないって話をどっかで読みました。個人的には、それ以前にエスケープ・フロム・ジャパンが起こると思っています

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最近の為替市場の話題を簡単に解説2【鷹鳩】

2010年1月28日

今日は打って変わって株もクロス円も上昇モードですね。突っ込み売りはイカンですよ。

さて、最近の市場解説第2弾です。

【中国の銀行準備比率引き上げ、規制】

これも先週末、そして今週はじめに出ていた話で結構株価には影響与えました。その先にはクロス円の下落にも影響するわけですが。

どういうことかというと、中国政府は中国の経済成長、特に不動産価格の高騰に危機感を持っているんですね。あまりにスピードが早過ぎると。銀行も不動産価格がグイグイ上昇するもんだから、融資もどんどん貸し付けて利息を取るってこと。

ん…これって何かに似てません? そう、20数年前の日本のバブルとそっくりなんですね。あの時も土地神話といって地価は永遠に上がり続けるっていわれてました。銀行も土地の担保付であれば1億円の土地に3億も4億も融資をしていた時代です。危機感を持った当時の大蔵省は『総量規制』と言って、土地への融資残高に規制をかけたんですね。上限はこれまでーって。

もともと自己資金なんてほとんどなく、融資を受けて土地を買い上げていくゲームだったわけです。融資が締められちゃったら元も子もなく、一気に崩壊。俗に言うバブル崩壊です。

中国にはこれを教訓としている向きがあるんでしょう。まず、銀行の融資金額の規制を検討。そして銀行の準備比率引き上げ。

先進国ほとんどがそうだと思うんですけど、民間銀行は常にある程度の流動性を確保するため、中央銀行に準備預金ってのを預けなくてはならないんです。月平均の準備預金高ってのが決められていて、これを下回ることは許されないっていう。日本の銀行も日本銀行にある程度の預金を月平均残高ベースでキープしています。

中国の規制は、この比率を上げようってことです。つまり、準備預金にお金が使われる⇒銀行が自由に使えるお金が減る⇒融資額をへらサルを得ない ってフローですね。そうすると、不動産投資熱もすこし冷めるだろうってことです。

また中国から『規制』『比率引き上げ』ってなフレーズが出てきたら、注意した方がよいです。だいたいは株価下落、クロス円下落につながるはずですから。

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最近の為替市場の話題を簡単に解説1【鷹鳩】

2010年1月27日

いやー、凄い動きますね。円高祭りマダー(・∀・)??って人には絶好の波ですね。

色々と材料があるんですけれど、簡単に分かりやすく解説していきましょう。

【オバマ大統領の新金融規制】

これは先週出たネタですね。オバマ大統領が、金融危機の再来を避けるために金融機関に新たな規制を加えるって提案をしたってこと。

内容は、商業銀行の過度なリスク投資を禁止するもの。例えばヘッジファンドとか仕組み証券とかレバレッジがかかった証券投資とか。

いままでアメリカって、とにかく規制緩和で自由競争でやってきたわけです。それが競争力を高め、新たな金融技術を生み出し、莫大な利益を生み出し…って好循環が続いていたんだけど。リーマンショックの反省を踏まえて、その逆をやっちゃいましょうってことですね。

識者には、この規制の方向は間違っていないってコメントが相次いでいますけど、緩和から規制へと大きな転換点になるかもです。

有名なゴールドマンサックス、モルガンスタンレーってのは投資銀行って呼びますけど、実際は証券会社なわけで。

でも彼らもリーマンショックのあおりで銀行になっちゃたんですね。それでこの規制の下に置かれると、利益の相当の部分が飛んでしまう。

新金融規制⇒金融機関の利益圧迫⇒金融株下落⇒株式市場下落⇒リスク回避モード⇒円高 ってことです。

ちなみに日本の銀行は、もともと商業銀行の利益部分が大きいので影響は軽微って言われています。

これを踏まえて、CFDで戦略的にトレードしてやろうってCFDステーションでランケンさんが書いています。

よかったら読んでください。⇒ 今週の市場はどうなるか?【ランケン】

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JAL破綻で為替相場に影響がある、って言われる理由2【鷹鳩】

2010年1月21日

さて、前回の続き。

予約レートのほうが今の為替レートよりも良いレートで取引できる???って書きました。どういうこと?

例えば、今のドル円レートが91.00だとして、1年先のドル円を90.50で買えるってことです。うっそ!? 50pipsも儲かるじゃん。。。。てなわけないですよね。あくまで1年後に買えるってこと。なんで、そんな事が可能かと言うと、金利差があるからです。ディスカウントとかいいますけれど。ドル円をロングにして1年間保有した場合、1年分のスワップポイントがつきますよね? そのトータルのスワップポイント分を最初からレートから差し引いて取引しましょうってこと。

今でこそ、米国も低金利で日米金利差があまりないですけれど、ちょっと前まで結構な金利差があったんです。ちょうどキャリートレード全盛の頃ですかね。あの頃ってドル円1年で5円分のディスカウントがあったんですよ。そうすると、金融機関からこういう提案が来るわけです。

『JALさん、今ドル円は110円ですけれど、これを105円で買えるんですよ。来期の機体調達も決定してますし、市場も円安に推移していますし。ここは為替予約を取られてリスクヘッジしてはいかがですか???』

前回、記事にしたように為替予約をするインセンティブはあるわけです。レートも今より随分有利なところで固められますしね。このヘッジ自体は問題ないんですけれど、JALの場合はドル円がまだまだ200円の時に10年とか長期の予約をしてしまったのです。為替予約レートより相場が円高に言ってしまった場合、含み損を抱えることになります。 180円で予約して1ドル80円まで行ったら、100円(10,000pips!!)の含み損です^^; JALの財務はこれで相当圧迫されたと言われています。

で、今回、JALは破綻したわけですから、この取引も解消する必要が出てくる。JALは外貨買いをしていたので、その逆の外貨売りがでてくるだろう、だから円高になるって話が出ていたわけですね。

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JAL破綻で為替相場に影響がある、って言われる理由【鷹鳩】

2010年1月19日

JALがついに破綻しました…。まぁ、予定調和なんですけれど、私が就職活動をしてた頃はJALなんて高嶺の花でしたけどね。女の子はスッチー(死語?)にメチャメチャ憧れてましたもん。優秀な先輩もJALに入ってたなぁ。。。(遠い目)

さて、一部ではこのJAL破綻で為替が動くってな話もあります。例えばお友達のYEN蔵さんのブログでも書かれています。

マーケットの噂

どういうことか、簡単に説明しましょう。

JALのビジネスは飛行機を飛ばしてお客さんや荷物を運ぶことです。大事なのはまず機体。それから燃料ですね。

機体だとボーイングやエアバスといった海外メーカーから購入するわけです。1機がもう何十億何百億って値段ですよね。ドルで支払います。もちろん保有しないでリースすることもあります。この場合もリース料はドル建てが多いです。飛行機のリースについてはまた別に書きましょう。燃油もドル建てです。

なのでJALは外貨を買うニーズが恒常的にあるわけです。で、ほとんど毎日のようにドル買いがあるわけですよね? これってすごーくオペレーションがめんどくさくないですか? だって、だいたいずっと先まで航空機購入やリースの予定も決まっていて、燃油もデイリーで必要なのに、毎日あくせく外貨の手当をするんですよ? 財務部の人、狂っちゃいます(笑)

であれば、前もって予約しときましょうという話になる。1ヶ月先、1年先のドル調達を今、予約しちゃいましょうってことです。これを為替予約って言います。いろんな企業が普通に行っていることです。多分、会社の貿易関係の部署にいる方であればすぐに分かると思います。

なんで為替予約をするか? 毎日、外貨調達が大変ってのもあります。それから、今の段階で将来の為替レートを固定することが出来ます。つまり、業績計画を立てやすくなるわけです。為替レートのブレがコントロールできるからね。そして、予約レートのほうが今の為替レートよりも良いレートで取引できるというのがあります。これが為替予約を行うミソになります。。。

予約レートのほうが今の為替レートよりも良いレートで取引できる???

この原理、分かるかなー??

続きはまた明日…

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個人トレーダーが為替相場を動かせるか?【鷹鳩】

2010年1月17日

ご無沙汰してしまいました。

さて、以前Sarahさんの本ブログでこんな質問が来ていました ⇒ 個人トレーダーが相場を動かすには

「sarahさんこんにちは!いつもsarahさんのブログで勉強させてもらっています。
資金管理の方法や精神論、また、普段の出来事など楽しく読ませてもらっていま
す。今回、質問があってお便りしました。

為替相場は巨額の資金が入っていますが、何枚の成行き注文を入れると相場は動
いてしまうのでしょうか?
通貨ペアによって違うと思いますが、ドル円、ユロドル、ポン円、それぞれどれ
くらいで動いてしまうのでしょうか?
500枚や1000枚の成行き注文で動いてしまうものなのでしょうか?もしそ
うであれば取引に支障が出るという事でしょうか?」

確かに疑問ですよね~。皆さんはどう思います?

個別株では、大量の注文を入れることで相場を動かせますよね。取引が少ないマイナーな銘柄であれば、少量でも株価を動かすことが出来ます。もちろん、取引する気がないのに大量の注文を入れたりしたら相場操縦で捕まってしまうんですけど^^;

結論から言うと、相場を動かすのは無理。もしくはごく一部の限られた条件でのみ、多少可能かってくらいでしょう。

まず、段違いに流動性が豊富ってことです。個別株って注目している人は、限られた国のまたその更に限られた人だけですよね?

為替は全世界が見ているわけですし、参加者が半端ないんです。投資家だけでなく、事業会社も参加していますよね。なので、多少の注文なんか井の中の蛙、砂漠の一砂、大海の一滴なわけです。しかも最近は、全自動でAI(人工知能)が注文を出してきますから、多少の人が閑散な時間でも流動性はあるわけです。

日銀の介入は結構動くじゃん…って話もありますが、あれって取引単位100万ドルで1000枚とか軽く超える金額をやっているんですよ。1000億円分です…。FXでレバ100倍でやっても10億円の証拠金が必要になってきます(笑) なので一個人投資家の注文で相場を動かすのは無理でしょう。

なんでレートチェックが入るの?って話ですが、要はFX会社がその注文のカバーを行っているからでしょう。小額だと社内マリーしたり、呑んだりするんでしょうが、デカいロッドだとリスクが大きいからカバーしているのかもしれません。なので反応が遅くなる。

ただ、前回のクリック365のZARみたいに、土曜の夜明けみたいに参加者がほとんどいない中で、ZARみたいにマイナー通貨だと動くことは考えられますね。日本時間のEUR/CHFのようなマイナー通貨ペアも然りです。

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少し長い目の相場予想

2010年1月11日

2000年代も早くも10年目ですね。
2000年の時って、Y2K問題だとかミレニアムだとか色々と騒いだ記憶があります。
もうあれから10年が経ったんですね。早すぎて怖いわ…。

さて、今年の相場観を少し。

世界中の中央銀行の金融緩和政策によって、2009年は世界恐慌を免れた一年でした。
2010年はその引き締めなおしの年でしょう。俗に言う『出口戦略』です。
私は、これを『火事が起こった映画館』相場と呼んでます^^;。

映画館で火事が起こって、みんなで出口を目指す。
でもみんながいっぺんに行くと出口が詰まってみんな死んじゃう。(合成の誤謬)
なんで、順番を考えたり、タイミングを計ったりするわけですね。
一部、 火事が起こっても映画を楽しんでいる人もいますが…(日本のことです)。

この映画館から完全に抜け出したのはAUD。
2009年中に利上げを何度も行っていますからね。スワップポイントも結構付き始めた。
再び、AUDでキャリーを取る動きが活発化するでしょう。コモディティも高いし。
コモディティ関連で言えば、CADやZARも有力でしょうね。
金価格、原油価格、そしてサッカーW杯もありますからね。

ということで、AUD/JPY、CAD/JPY、ZAR/JPYロングは投資としてワークする気がします。

それはそうと、昨年12月からは株価が回復するのと歩調を合わせてドルが上昇していたのがここ1週間はその関連も薄れてしまいました。
つまり、株価が堅調な中、ドルが下落するということ。
これは昨年のほとんどの期間を占めていた関連性。通常パターンに戻ったと言えます。

前半の今年の相場予想と同じで、やはりクロス円の上昇に賭けてみたい所です。

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2009年さようなら

2009年12月31日

今年は2008年の悲惨から復活を印象付けるマーケットでした。リーマンショックのヘドロに24年間埋まっていたカーネルおじさんが引き上げられたというか。

といっても3月までは新型インフルエンザ並にリーマンショックの影響を引きずって株価は暴落…クロス円も酷いものでした。4月にはいると悲観派と楽観派との政権交代。全世界の中央銀行が鳩山ママ並に手厚いお金を出したことで世界恐慌を免れて、株価は息を吹き返しました。そこから秋までは蓮舫の勢いで株価上昇。年末にかけてドバイやギリシャに薬物汚染が見つかりましたが、今後市場を動かす大きな材料になるかと言うと、エコポイント同様、効果に疑問です。世界的に株価は復活したけれど、世界株価の事業仕分けで日本は削減されてしまったようで、日経平均は草食男子の如く大人しくなってしまいました。

日本の金融業界に目を向けてみると歴史ブームの中、国取合戦が行われました。日興シティからは日興コーデ証券が派遣切りにあって身売りされました。見事、日興を手に入れた三井住友ですが、大和証券との手を切ることに。これで大和は独立系証券会社になり、後ろ盾を失ったわけですが、大和の幹部は『裸になって何が悪い』と言ったとか言わないとか…。住友信託と中央三井、新生とあおぞらの経営統合も発表されましたが、一般には馴染みのない銀行なだけにぼやきとしてスルーされたようです。そういえば、ファストファッションの如く、次から次へと新たな公募増資を行った金融機関も話題になりました。

金融機関以外だと話題をさらったのはJALでしょうか。政治の世界で進んだ脱・官僚、脱・派閥ができないまま来てしまって経営が破綻してしまいました。金融機関への債務を『ごめんね・ごめんね~』と返済しないようです。全然謝っているようには見えないですが…。

さて、まもなく年がCHANGE!!します。新年は軸がぶれない一年にしたいですね。

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