8月も終わりを告げ、陽が落ちるのも早くなってきました。秋の陽はつるべ落としなんて言いますが、為替相場もつるべ落としになっています。政府日銀もなかなか有効策を打ち出すことができず、会見や緊急会合を開く度に円高が進むという、やぶ蛇みたになっていきますが…。
で、にわかに注目(?)されているのが6年ぶりの為替介入があるのかという点。twitterやFX関連サイトでも、FXトレーダーの間では介入話題で盛り上がり~の。そりゃそうですわな。介入となれば一気に1-2円は吹っ飛びます。
さて、その為替介入とセットで語られるのが「不胎化」という言葉。もう上の画像でネタバレしてしまってますがw 先日twitterでまつよしさんと分かりやすい例えで呟いていて…。下ネタなので
@takahato: 良く考えたら非不胎化って言葉がやらしい
@mazyoshi: つまりは 生でやるってことだしwww
@takahato:マネーマーケットの中に出すってことで(資金的な意味で)
@mazyoshi: つまり 中央銀行がマーケットを手篭めにするときは、ちゃんとコンドームを付けてやるってのが不胎化の原則なんだな。
@takahato:コンドーム⇒FB ですね、わかります
…。一気にフォロワーが減る気配を感じますが、簡単に例えを挙げるならば上記は非常に優れたものです。
つまりどういうことかというと…
日銀が為替介入をする場合、現在であればドル円を買う訳です。マージンFXだとあまり意識しませんが、インターバンクマーケットではドル円をロングするということは、本当に相手に円を支払ってドルを受け取る取引なわけです。
つまり、日銀がドル円を買うということは、日銀が取引の相手方の金融機関に円を支払うことで、世の中に流通する円の量が増えてしまいます。経済学や金融論の最初に習う(?)ところのマネーサプライが増加してしまいます。
世間に流通するお金の量が増える、ということはお金が余りやすくなり金利が低下する要因となります。
もともと為替に対する金融政策が、金利にも影響を与えてしまう事になり、これを避けるために一般的には為替介入の際には、お金を吸収する政策も同時に取られてきました。それが不胎化政策と呼ばれています。
具体的にはFB(今はTDB)と呼ばれる国債みたいなものを発行します。金融機関はそのFBを購入、そうすると資金が金融機関から日銀に還流し、トータルでの資金量は介入前と変わらないことになります。為替介入をしても世の中の資金量、金利に影響を与えないわけですね。
さて、先の例を挙げると
なにも対策を打たない事(胎化)を 生でやる ⇒ マネーマーケットの中に出すってことで(資金的な意味で)
わけで、マネーが放出されてしまうわけです。インフレの胎化。
そうしないためにFB(コンドーム)で不胎化しましょうって例えだったわけです。
ところが、最近はデフレ懸念が強いわけで更なる金融緩和が叫ばれているので、非不胎化という2重否定が検討されています。つまり、FB付けずに生でやるってこと。そうすると、市場にどっぴゅっとマネーが供給されて金融緩和⇒金利低下⇒資金の循環よくなる⇒景気回復 って発想。
伝統的な為替介入に責任を持つってことから、生で金融緩和もついでにやっちゃおうZE!みたいなノリですね。なんか歯止めが利かなくなってきたのでこのへんで。