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ゲーマーのスキルとトレーダーのスキル
みなさん、ゲームは好きですか?
私のイメージだと、日本では、誰もが任天堂DSやWiiを持ち、ゲームセンターで遊んでいる。日本は、そんなゲーム大国であると認識しています。
実際、私も日本に来てからよくゲームセンターに行きますが、学生だけでなく、多くのサラリーマンが仕事帰りに立ち寄っている姿を見かけます。
パリ市内では、10数年ほど前、ゲームセンターは何件かありましたが、今では小さい店が2件あるだけです。日本ほど流行りませんでした。
ところで、優れたゲーマーになるために必要なスキルというものがあります。
●シチュエーションを素早く把握する思考能力
●発展的なストラテジーを発見する能力
●常にレベルアップすることを考える考察力
●負けないための戦略、リスク回避の戦略を考える能力
●負けず嫌い、プライドが高いという性格
●攻略することが好きな性格
●プレッシャーに負けず、プレイする冷静さ
●心理的な駆け引き能力
●プレイヤーの癖を読む能力
●重要なポイントをつかむ能力
これらのスキルを考えたとき、あることに気付きませんか?
そうです。これらは、デイトレーダーに必要なスキルと全く一緒なのです。
特に注目したいのが、“心理的な駆け引き能力”。
普段皆さんがみているチャートとは、人間心理の集大成であると言っても過言ではありません。過去のデータは、人間の思惑を数値に表しただけのものなのです。
トレーダーにとって、“チャートを読む“という行為は、”他の相場参加者の心理を読む“という行為そのものです。
そういった意味でも、ゲーマーに必要な“心理的な駆け引き能力”がトレーダーに必要な能力と共通するものである、ということがわかるでしょう。
実際、私が出会った優秀なトレーダーは、共通して、上記のスキルを兼ね備えたゲーマーであるケースがよくあります。
トレードをゲームとして捉えるメリットは、感情やプレッシャーを取り除き、多額のポジションを金額ではなく、単なる数値として考えられるという点にあります。
ゲーマーにとって、1万ドルのポジションも、1億ドルのポジションも、ゼロが増えたか減ったか、それだけの違いにすぎないのです。
しかしながら、トレーダーにとって、忘れてはならない重要なことがあります。それは、相場に参加することによって、社会に及ぼす影響を考えるということです。
相場に参加するということは、単なるマネーゲームではありません。極端な例かもしれませんが、あなたの投資行為が企業の業績に影響を及ぼしたり、物価に影響を及ぼしたり、さらには国家全体の景気に影響を及ぼしたりしかねません。
そこが、仮想の中のゲームと実社会で行うトレードの一番大きな違いである、ということを自覚しつつ、トレードというものを考えなければなりません。
相場を支配するためには、ゲーム攻略のように、感情に支配されないゲーマーのスキルを必要とする。しかしながら、社会に影響を与えかねない相場という世界で戦っている。バーチャルではない実社会のモラル、責任を忘れない、ということが大事なのです。
Ranix
