先人が考え出したトレード戦略は色々ありますが、今回はスプレッド戦略についてお話します。
以前この記事で、ヘッジファンドが行うスプレッド戦略についてお話しました。
このスプレッド戦略に関してですが、類義語というか、
いくつか似たような戦略があるので用語解説としてまとめてみました。
スプレッド戦略:2つ以上の銘柄間の価格差にベットする
広い意味で買いと売りの両方建てて、その差を狙う戦略です。
従って、銘柄(株、為替、債券、商品)が何かは問いませんし、玉の数も関係ない。
マーケットニュートラル戦略:ベータのリスクを排除してアルファのリスクにベットする
市場に対して中立(ニュートラル)なポジションを取る。という運用手法。
スプレッド戦略の1つ。ただし、相場全体の上下に影響を受けないようにある銘柄を買った(売った)時に、反対売買で、そのマーケットを代表する玉を建てます。
例えば、トヨタ買って、日経平均売るみたいな感じ。
トヨタの方が日経平均より速く値上がりしやすいだろうと思ったときの戦略で、
たとえ相場全体が下がってトヨタが下がってもトヨタの下げが日経平均ほど厳しくなければそこで利益が出ます。
これによりマーケットの影響を日経平均で排除します。なので、マーケットに影響受けないと言う所でマーケットニュートラル(市場に中立)。
(by ランケンさん)
鞘取り:先物用語。限月間の差にベットする(商品間の価格差でも鞘取りと使うみたいです)
値段の上下に直接影響されない”値段の差”の変化を利用した投機方法
利用する値段の差の種類によって、異銘柄間サヤ取り(ストラドル)、限月間サヤ取り(スプレッド)、異市場間サヤ取り(アービトラージ)、他には株などの商品先物以外を利用したサヤ取り(サヤ取り)など、サヤ取り(サヤ取り)にもいろいろ種類があります。
(http://www.sakimono-sayatori.com/start/03sayatori-toha/より引用しました)
(これ全部Cステブログに書いてますね)
アービトラージ:裁定取引。限月間とか東証/SG間とか、同じものなのに価格が歪んでいるものが修正することにベットする
広義にはスプレッド戦略と同じです。
ただ、狭義には債券の世界のスプレッド戦略を指すようです。
難しいですね~。でも何となくわかります?
先物の知識がないとちょっとわかりづらい用語もありますが。。
アービトラージって歪みを狙ってトレードするってことですよね?
数年前までは、FX業界でも、いろんなアービトラージが流行りました。
例えば業者間のマーケットオープンの時間差を狙い、スワップを稼ぐアービトラージ。A社で買ってB社で売る。みたいな。
スワップが3倍つく曜日が違う業者間で両建てしてスワップを稼ぐアービトラージ。(土日にスワップがついたり、水曜日に3倍ついたりするでしょ)
NZDJPY買いのAUD/JPY売りで為替差益リスクをなくし、スワップだけ稼ぐアービトラージ。等々。
こういうのって、今でも有効なんでしょうか?
ノーリスクで行けるよ!なんていって、研究しまくっていた人も一時期結構しましたね。
確かに、FXのスワップ狙いに関しては、ポートフォリオを組んで、両建てするとスワップだけ稼げる!という夢のような時期もありました。
まあ、大金があってこそのスワップ生活なんですけどね。
長期保有派の人は、ファンダメンタルや実需などのバックグラウンドを根拠として、
このような戦略を立てると勝ちやすいと思います。
相場って、数か月に一度、半年に一度くらいの頻度で必ず歪みが発生するもの。
常にアンテナを張っていれば、このような歪みを敏感に捉えるトレードができますね。